歯科医院での定期的な予防歯科も大切ですが、
ご家庭での歯磨き(ブラッシング)はもっと大切です!
このページでは当院で患者さんに説明している“ご家庭での口腔ケア”についてご案内します。
ご家庭での虫歯予防・歯周病予防にぜひお役立てください。

当院お勧めの歯ブラシは超極細の毛先でありながら“やさしい感触”と“耐久性”を持つ歯ブラシです。歯ぐきを傷付けずに汚れをしっかり落とせます。

歯ブラシの毛先を歯と歯ぐきの境目にあて、歯ぐきに当たらないように1~2歯ずつ小さく動かします。
早く終らせたくなる洗面所を避け、TVを見ながらやお風呂に入りながら磨きましょう。

- 歯磨き粉は毛先の1/3を目安に少量つけましょう。
- 磨いた後は歯の周りを舌(した)でなめて「ツルツル感」を確認しましょう。「ザラザラ」「ヌルヌル」している箇所は汚れが残っています。
歯ブラシできれいに歯を磨いても約50%の汚れしか取れませんが、これらの道具を使うことで80~90%の汚れを落とすことができるため、虫歯予防・歯周病予防に大変効果的です!!
歯ブラシでは届かない歯間の側面などに付いた歯垢を除去し、虫歯や歯周病を予防する目的で使用します。
歯と歯の隙間にノコギリをひくように前後に動かしながら入れ、両側の歯の側面に沿わせましょう。
糸を入れる時ストンと入れると、歯ぐきを傷つけます。



フロスを40~50cmの長さにカットします。
フロスの両端を親指と中指で持ち、右手中指に3回程度巻きつけ、残りはすべて左手中指に巻きつけます。


両手中指の間が10cm程度のところで巻きつけるのをやめます。


人差し指と親指でフロスをつまみます。
つまんだ指先の間は3cm程あけます。


フロスの動かし方
フロスを歯ぐきを傷つけないように歯と歯の間にゆっくり入れます。入れる深さは歯ぐきの中1~2mm程度です。
のこぎりのイメージでフロスをゆっくり動かし、隠れた歯垢をかき出すようにクリーニングします。


1ヶ所掃除するごとに【きれいなフロス】を使いましょう!
フロスの交換は巻きつけたフロスを巻き直しておこないます。
方法は簡単、左手中指に巻いたフロスを1巻き外し、ゆるんだフロスを右手中指に1巻きします。
せっかく落とした歯垢にいる細菌を他の歯に移動させないために必ずおこなってください。


上の前歯のクリーニング
中指に巻きつけたフロスを親指と人差し指で上向きに押さえるように歯と歯の間にゆっくり入れてクリーニングします。


上の奥歯のクリーニング
中指に巻きつけたフロスを両手の人差し指で上向きに押さえるように歯と歯の間にゆっくり入れてクリーニングします。


下の前歯のクリーニング
中指に巻きつけたフロスを両手の人差し指で下向きに押さえるように歯と歯の間にゆっくり入れてクリーニングします。


下の奥歯のクリーニング
中指に巻きつけたフロスを両手の人差し指で下向きに押さえるように歯と歯の間にゆっくり入れてクリーニングします。

歯と歯の間に入れて、内と外に1カ所5回ずつ出し入れします。
きつい所を無理に通したり、しつこく通しすぎると歯や歯ぐきを傷つけます。
無理なくスッと通る適度な太さのものを選んでください。
口臭の原因の約80%は口の中にあると言われています。
特に舌の上にたまる白い苔は、「舌苔(ぜったい)」と言い、細菌の絶好の住み家です。
歯ブラシもしくは舌専用ブラシで奥から手前へ5回なでるように舌を磨いてください。
舌は味覚を感じる大切な場所です。
傷つけないよう優しく汚れを落としましょう。

毎日使う歯磨き粉で虫歯予防をしましょう!!
フッ素入り歯磨き粉の使用で食事やおやつのたびにできるごく初期の虫歯(脱灰)を防ぎ、歯を丈夫にしてくれます。
フッ素洗口剤、ジェルなどと一緒に使うとさらに効果的です。
フッ素入り歯磨き粉で歯磨きした後は、フッ素洗口剤もしくはフッ素ジェルで、フッ素塗布を!!
虫歯になりにくい丈夫な歯を作ります。
寝る前の歯磨き後にジェルをつけ30秒間磨く、もしくは30秒間うがいをします。
使用後30分以内のうがいや飲食は控えましょう。
